松ヶ崎の概要

古い時代から、現在の桜島口から福山との境までをまとめて牛根郷と言っていました。この地域の歴史を語るときには麓、二川、境が一緒に語られることが多いです。

ここの地形は後ろを姶良カルデラの急峻な山が取り囲み、耕作地の少ない土地で、昔から漁業と林業及びそれらの交易によって生計を立てていました。

松ヶ崎小学校区は桜島口から太崎観音の辺りまでで、麓と辺田の二つの地区からなり、東西に細長い地域です。

明治40年以前の牛根は、今のように海づたいに垂水方面に行く道はなかったので、船ないしは山越えの道を利用していた不便なところであり、錦江湾沿いの国分平野には遠く、このことがここに特異な歴史を残すことになったのです。

また、不幸なことに、ここの歴史については、桜島の大噴火(安永、大正)により、その大部分が埋没、消失してしまい、それでなくても数少ない貴重な資料が殆ど離散、ないしは失われてしまっています。

しかしながら、地元の歴史研究家の努力によって、この地の歴史についてはトップページに掲げたような歴史の本としてまとめられています。けれども、このような研究家も過疎地の常として高齢化がすすみ、このような歴史を継いでいく人が少ないという悩みをかかえています。、

松ヶ崎の観光案内

松ヶ崎には多くの史跡等があり、一日がかりでそれらを回ると、充実した日が送れると思います。ただし、史跡等に案内人が居るわけでもなく、初めての方には分かりづらいかも知れません。地図を頼りに行かれたら分かりやすくなると思います。

「湯っ足り館」で歴史地図を配布する予定ですので、それを手がかりに散策されてはいかがでしょうか。

また、下のリンクをクリックすると大きな地図をダウンロードできます。印刷してご利用下さい。(湯っ足り館で配布予定のものと同じものです。)
(地図はPDFファイルです。下のリンクをクリックしても画像がでない場合は、アドベ・リーダーをダウンロードしてください。)

麓地区ウォークラリーコース

松ヶ崎文化財マップ